中古ドメインを3000個以上取得してきたプロが、
●どの指標をチェックしているのか?
という中古ドメインを実際に取得する際の
Internet Archive Wayback Machineの使い方や指標の見方について解説します。
こんな内容
インターネットアーカイブ・waybackmacchineの基礎知識

ドメインエイジと運用されていたサイト内容が分かる
Internet Archive Wayback Machineは世界中のサイトの過去のデータを自動的に保存しているサイトです。
アフィリエイターが利用するシーンは、取得しようとしている中古ドメインのドメインエイジ(取得された年月日)と、過去にどんなサイトが運営されていたのかという運営歴を調べたい場合に活用します。
調べたいサイトのURLを入力する
ウェイバックマシンの利用の操作はとても簡単です。
調べたいURLや過去のページを閲覧したいサイトのURLのドメインを、
Internet ArchiveのトップページのWayback Machineの検索窓に入力するだけで、
入力したURLやドメインの過去の運用履歴を確認することができます。

ドメインエイジがわかる&運営歴がわかる

表示された結果を見ると、ドメインの運用暦は1998年ということがわかります。ドメインエイジに関しては、今の時点(現在2019年3月)で21年物のドメインということになります。
それでは、ここから中古ドメインを精査する上でのインターネットアーカイブでのチェックポイントをお伝えして参ります。
中古ドメインの運営歴の5つのチェックポイント
では、実際に中古ドメインを取得する際のチェックポイントは下記の5つになります。
1・サイト内容や運営者の変更歴
2・空白期間
3・言語
4・サイト内容
5・HTTPステータスコード
それでは、それぞれの項目のチェック方法を解説していきます。
1・サイト内容や運営者の変更歴

インターネットアーカイブのウィイバックマシーンには、リサーチしたドメインで運営されたいた期間のサイト内容などがアーカイブされてるで確認することができます。
確認方法は、カレンダーの青丸をクリックするとその年月日の時点でのサイトを表示してくれます。
上記の図のように、2017年のアーカイブでは普通のサイトなのに、そこからさかのぼってチェックしていくと、2014年にアダルト系のサイトが表示されました。
アダルト系の中古ドメインは取得しないので、この時点で該当ドメインのリサーチは終了です。
さっさと、次の対象となる中古ドメインのリサーチを始めます。
2・空白期間

更新頻度のあるサイトは、Googleの評価が高くなりドメインパワーも高くなります。
上記の図のように、2008年から2015年の間にアーカイブされたページがないということは、更新が無かったと推測されます。
ですので、ドメインパワーは期待できないということで、取得するときの評価としては低くなり、取得しない中古ドメインとなります。
3・言語

ここは個人的なイメージなので、別にいい中古ドメインであれば気にしないと言うのであれば取得はOKかと思いますが、あくまでも自己責任ということになるかと。
4・サイト内容
ドメインパーキング、アフィリエイトサイト、アフィリエイターが使っていたサテライトサイト、 アダルトサイトやギャンブルサイト、リンク集サイトの運営暦があった場合は、取得対象から外します。
■アフィリエイトサイト

ただ、アフィリエイトサイトだった場合、どんなアフィリエイトをしているのかという参考になります。また、知らない案件の発見にもなります。ちなみに以前、リサーチしている時に、ピアノ買取案件のサイトが出てきたことがあって、そんあアフィリエイト案件もあるんだと、早速ASPで探したことがあります^ ^
■アフィリエイターが使っていたサテライトサイト

■ドメインパーキング

上記のようなサイトが出てきたら、そこでその中古ドメインのリサーチはストップします。
5・httpステータスコード
■青色の丸印 200番台…リクエスト受理

青色の丸は、200番台のステータスコードです。クライアント(ブラウザやボット)からのリクエスト受付に成功したというステータスです。正常にサイトが表示されていたという個です。通常、青色であれば中古ドメインを取得する際には問題ありません。
■緑色の丸印 300番台…追加処理(リダイレクト)

300番台は、そのサイトのURLがリダイレクトされていたということになります。ステータスの説明としては、特に中古ドメイン取得する時には、301リダイレクトのような別URLへの移動された経歴がないをチェックする必要があります。
301リダイレクトは、URLが恒久的に変更された場合に用いられる転送処理のステータスコードになり、検索エンジンは転送前のURLが持っていた被リンク等の評価を転送先のURLに引き継がせます。
転送のステータスコードとして他に302リダイレクトがありますが、
URLが一時的に変更された場合に用いられる転送処理のステータスコードが302リダイレクトになります。
302リダイレクトは元の被リンクなどの資産を引き継がないとされています。
元のURLに資産を残したまま、インデックスされるURLだけが変更されるということです。
ですので、別URLへのリダイレクト処理がなされている可能性があるので、中古ドメインを査定する際に必須のチェックポイントになります。
■オレンジ色の丸印 400番台…クライアントエラー

「403エラー」は立ち入り禁止を意味します。CGIプログラムが置いてある場所や管理者以外アクセス不可の場所で、部外者がアクセスすることはできません。
この「404エラー」が一番有名だと思います。情報が存在しないことを表すコードで、アクセス権がない場合にも表示されます。
この400系のエラーも数多くある中古ドメインは取得しません。
■赤色の丸印 500番台…サーバーエラー

「500エラー」はサーバー内部のエラーを表します。私の場合、このエラーが多くでている中古ドメインも取得しません。
まとめ
ここまで、中古ドメインを取得する際に、インターネットアーカイブでの5つのチェックポイントを解説してきました。
チェックに要する時間は、5分もかからないので、是非、中古ドメインを取得する際には必ずチェックをして下さい。そうすることで、外れ中古ドメインをつかまされることが無くなりますので。